みかげ
ゆき
さい
ゆき
「誰もいないのに声が聞こえて...。最近ずっとなんか変なの。雨の日に履いていった覚えもないのに靴が湿ってたり、LINEしてたらスマホの表示がバグったり、電話しようと思ってもぶつぶつ音がして...」
さい
「それは普通にスマホが壊れてるんじゃない? 考えすぎじゃ? 靴は母さんが洗ったのかもだし」
ゆき
みかげ
ゆき
さい
みかげ
--
ゆき
さい
みかげ
--
さい
ゆき
--
さい
ゆき
「わーん!!だから言ったでしょ!怪奇現象が起きてるって!!」
さい
ゆき
さい
「一週間前? 友達とハイキングに行ってなかったっけ」
ゆき
「そう! 行ってた! 空気が美味しくて綺麗な山だったな」
さい
ゆき
「うーん...。そうだなぁ。あ、山道にボロボロのちっちゃいお地蔵さんが転がっててね。可哀想だから、ハンカチを水で濡らしてちょっと拭いてあげて、木の根っこのとこに置いてきたかな」
さい
ゆき
「えっ?!でも僕、悪いことしてないよ??むしろいいことしたのに!」
さい
「ちょっと調べてみるよ。アイリスは私が守るから。心配しないで」
さい
「調べてみたけど、あの山にやばい神様が祀られてるわけでもなさそうだし、よく分からなかったな...。一緒にハイキングに行った子にも話を聞いてみるか」
--
まりか
さい
「遅くにすみません。アイリスの兄なんですが...」
まりか
さい
「こんばんは。妹がお世話になってます。急に変な話をして申し訳無いんですが、この前のハイキングからアイリスの周りでおかしなことが起きてるらしくて...」
まりか
--
まりか
「なるほど...、気づかなかったなぁ。山道には確かに小さいお地蔵さんとかよく祀ってありますよね。旅の安全を祈願する、道祖神とかいうのでしたっけ。いい神様のはずなんですが...。もしかして、場所を変えたのがよくなかったのかな」
さい
「たしかに!それが原因かも。このままじゃ危ないし、明日見に行ってみます」
まりか
さい
まりか
「危ないんじゃ...。大したことはできませんが私も、午後からならご一緒できるんですけど...」
さい
「大丈夫ですよ。日が暮れるとまずい気がするし、ただでさえ山道は足場が悪いですからね」
まりか